【ゼオスキン】よくある質問を徹底解説!
【ゼオスキン】よくある質問を徹底解説!
今トレンドとなっているZO SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)ですが、そのラインナップの多さや濃度の違い、類似商品から何を使っていいのかわからないという質問や、赤みや皮むけに対する問い合わせをよく受けます。
ここでは以下のゼオスキンに関するお悩みや、よくある質問について解説いたします。
よくある質問ランキング
1位:塗る順番は?
2位:移行期、維持期はどうしたらいい?
3位:トレチノインはどのくらい塗るの?
4位:セラピューティックはいつまで?
5位:保湿はしてもいいの?
1位:塗る順番は?
まず、スキンケアは化粧水から始まります。
専門的な話をせずに一言でいえば「水っぽいモノ」→「油っぽいもの」の順に使用します。
① 洗顔(クレンザー、ポリッシュ)
このあたりは特に迷うことはないでしょう。
② 化粧水(バランサートナー)
ZO SKIN HEALTHでは化粧水はバランサートナーしかありません。ですので、ここも特に迷うことはないでしょう。
③ 美容液/乳液
(デイリーPD、シーセラム、ブライタライブ、ミラミン、ミラミックス、ブライセラム、Wテクスチャーリペア、ARナイトリペア、Gファクターセラム、ファーミングセラム、ハイドラファーム、PSリファイナー)
ここが最も質問を受けるポイントです。
通常、美容液と乳液でひとくくりにしませんが、美容液に相当するアイテムが乳液状のタイプが多いため、変則的にここでまとめてしまいます。
まずこの中で最優先するのは「シーセラム」と「PSリファイナー」。シーセラムに関しては、トナーの水分と混ざることで肌にしっかり浸透するよう作られているため、トナーの直後に使用します。一方で、PSリファイナーは粒子が細かいため、他のアイテムの後に塗ると浸透が妨げられてしまう可能性があります。
その他は基本的に順不同で、順番により大きな違いはありませんが、理論上は“先に塗ったものの効果が高い”、“混ぜて塗るほどそれぞれの有効成分は薄まるため効果がマイルドになる”ということになります。
ですので、もし効果を高く出したければ、部位を分けて塗るか、朝晩で時間を分けて使うことをおすすめ致します。
※オイリーなものは肌にフタをしてしまいますので、乳液やクリームと違ってジェル状の「ファーミングセラム」は先に塗る事をおすすめします。
※また、「ハイドラファーム」や「Gファクターセラム」などの部分使いアイテムはしっかり効果を出したいため、こちらも先に塗ることをおすすめします。
⑤ クリーム(RCクリーム)
最後にクリームです。RCクリームはゼオスキンで唯一高い保湿力を持つクリーム。こちらを先に塗ってしまうと、オイル成分によるフタがされてしまい、他のアイテムの浸透を阻害してしまいます。トレチノインと混ぜて使用する方法もありますが、こちらは基本的に最後に使いましょう。
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2位:移行期、維持期はどうしたらいい?
移行期、維持期という言葉を聞いたことはあるけれど、具体的にどうすればいいのか分からない…という人は多いです。
そもそも、どうして移行期が必要なのでしょうか。実は、通常はセラピューティックを突然やめても問題ないのですが、まれにシミやくすみがもとに戻ってしまうことがあります。これは、強烈なレチノイド反応やハイドロキノンの刺激(炎症)によりもともとあったシミが悪化した、刺激自体による炎症後色素沈着の可能性があります。
移行期になったら、週2〜3回の頻度でトレチノイン(もしくは皮向けを起こすレチノール)、ハイドロキノンを使用することをおすすめします。「月曜日と木曜日」などと曜日で覚えておくと忘れづらいですよ。
さて、「移行期」を言い換えると、「以下の①・②を何に変更するか?」ということになります。
① ミラミン/ミラミックス(ハイドロキノン)
美白だけでなく、ハリ・ツヤも欲しい人は…
→ シーセラム
美白、紫外線予防、ゆらぎにくい肌を作りたい人は…
→ ブライタライブ
ゼオスキンのラインナップにある美白アイテムはハイドロキノン以外に「シーセラム」か「ブライタライブ」の2つありますが、シーセラムはビタミンCがメインでシミ予防、抑制+ハリ・ツヤUP(コラーゲン産生)作用が特徴的です。
一方、ブライタライブは複数の美白植物エキスに加えて''パルミチン酸レチノール''が入っており、紫外線・ストレス・マスクかぶれなど肌のダメージを防ぎ、安定した肌を作ってくれます。
もちろん併用してもOKです。自分の目指す肌に合わせて選びましょう。
余ったミラミン/ミラミックスを単体で使用する、、という手もあります。しかし、長期使用(連続で5~6ヶ月を超える)で白斑や逆にシミができる(組織黒変症)、耐性ができるなどの報告があるため、長期使用している場合は一度1~2ヶ月程ハイドロキノンをお休みしましょう。これは他のブランドのハイドロキノン製剤にも同じことがいえます。
② 皮むけを起こすレチノイド(トレチノイン、レチノール)
一般的には、トレチノインを使った後は、
シワ対策を兼ねるなら…
→ デイリーPD
保湿重視の人は…→ RCクリーム
定期的にお肌をピカッとさせたい、角栓をとりたい、という場合は皮むけを起こすレベルのレチノールを使う必要がありますので、「スキンブライセラム」「Wテクスチャーリペア」「ARナイトリペア」のいずれかを使いましょう。
基本的に「デイリーPD」や「RCクリーム」を使って、週1で「スキンブライセラム」「Wテクスチャーリペア」「ARナイトリペア」を使っていらっしゃるケースも多いです。自分の肌に合わせて組み合わせてみましょう。
移行期の朝・夜スキンケアについては、インスタグラムにも投稿してある下の図も参考にしてください。
3位:トレチノインはどのくらい塗るの?
皮むけや赤みが出てくるトレチノイン。
そもそも皮むけはどうしておこるのでしょうか?レチノイド反応(皮むけ)はお肌にどんな良いことがあるのかを理解することで調整の仕方や、そのやめ時が見えてきます。
【皮むけがおきる理由】
一言で言えば、高濃度のレチノール、トレチノインは皮膚に対して刺激性を持っており、これにより皮むけやひりつきが起きます(レチノイド反応、A反応とも呼ばれます)。
【A反応のメリット】
A反応のメリットは以下の2点
・皮むけにより、がんこな毛穴の詰まりをとる。→ ニキビやいちご鼻の改善
・表面に溜まったシミを皮膚ごとはがす。→ しみ・くすみの改善
※レチノール、トレチノインはA反応とは別に本来、コラーゲン産生UP、皮脂分泌抑制、紫外線防御、ターンオーバー正常化などの効果があります。通常A反応は副作用ですが、ゼオスキンはこれを逆手にとったスキンケアです。
エンビロンはA反応を起こさないようレチノール濃度をいくつかのステップに分けて徐々に慣らしていくのに対し、ゼオスキンはいきなり強力なレチノールを入れてわざと皮むけをおこし、いい感じになったらマイルドなレチノールで維持しよう..という全く逆のコンセプトを打ち出しています。
【どのくらい塗るの?】
レチノールに対する肌の反応は人それぞれ。すぐにかぶれてしまう人〜全然皮むけが起こらない人までいます。自分のA反応をみながら、皮むけはおきるけど、ひりつきが強すぎず、やや余裕をもって耐えられるくらいがちょうどです。
塗る量に関しては一般的にハイドロキノン:トレチノイン = 2:1で少なめから始めるケースが多いです。比率は1:1で初めてもいいですが、心配ならトレチノインを少なめにしましょう。
顔全体に塗るには、ミラミックス2~3プッシュ、トレチノインはその半分か同じくらいで十分かと思います。
まずはこめかみや耳の周囲、前腕などで試して、2~3日反応をみます。
自分の肌に対する皮むけや赤みの反応を見ながら徐々に 使用量を3日に1回、2日に1回、毎日、、というように増やしていきましょう。
【皮むけを調整する方法】
A反応は濃度や塗る回数に比例するため’’塗る回数を減らす’’、’’薄めて塗る’’ことでほどよい皮むけに調節できます。
この辺りは、各医師の考え方がよく現れるところで、全例ハイドロキノンのパッチテストをしてから外用開始したり、使用頻度を少なめから初めて、マメに経過をフォローしていく先生もいらっしゃいます。なんにせよ、異変を感じたらすぐに相談しましょう。
4位:セラピューティックはいつまで?
一応、2〜3ヶ月がセラピューティックプログラムの目安ですが、始めて1ヶ月位はひりつきや皮むけが強く、あと1〜2ヶ月残った状態で不安が募る一方の人もいらっしゃるのではないでしょうか?
いつまで塗ったらいいのかに対する答えはズバリ「いつ止めてもOK、しかしMAX3ヶ月まで」です。
A反応のメリット
①ニキビやいちご鼻の改善
②しみ・くすみの改善
の2つがある程度解決できていれば目的は達成している、とみなしていつ止めてもOKです。軽く角栓をとりたい人なら1〜2週程度で十分ですし、おおきなシミをとりたいのであれば2ヶ月でも足りないことがあります。
上限が3ヶ月と定められているのは、レチノールに対して肌が耐性を獲得し、皮むけが起きなくなるからです。一度1ヶ月休薬して再開すればまた同様に効果が得られますので、その間はRCクリームやデイリーPDなどを使い肌を休めて上げましょう。
※レチノールの耐性に関しては、皮むけ効果が徐々になくなるだけで、コラーゲン産生UP(ハリ・ツヤ改善)やターンオーバーの正常化(くすみ、透明感)、皮脂分泌抑制(毛穴トラブル改善)効果はそのまま続きますのでご安心ください。
一方、ミラミン・ミラミックスの連続使用は5〜6ヶ月までとされています。理由は、5〜6ヶ月を超えて使用すると、皮膚が白抜けしたり、逆に色素沈着をおこす、耐性ができる等言われています。これらがおこる頻度は極めて少ないものの、海外も含めてこういった報告がわずかにあるため、一応5〜6ヶ月連続使用したら、1ヶ月は肌を休めてあげよう、、というのが大体の医師の共通認識となっています。
自分のゴールを決めて、やめ時を予め決めておくと、不安が解消されますので、ぜひ一度始める前にどこまで達成したら終わるのか、を決めておくといいでしょう。
わからないことがあればFrom DRに相談を!
無料でお気軽に医師のアドバイスが受けられます。
5位:保湿はしてもいいの?
ゼオスキンでは、よく「保湿してはいけない」と言われていますが、そんなことはありません。
RCクリームがトレチノイン(もしくはレチノール)の効果を邪魔する事はないのでご安心下さい。しかし、保湿剤と混ぜることで有効成分が薄まり、効果がマイルドになる、ということはあり得ます。
もし効果を落とさずに併用したい場合は、トレチノイン(もしくはレチノール)を塗って、20-30分後に保湿するといいでしょう。
その場合はトレチノイン(もしくはレチノール)が100%しっかり馴染んでから保湿剤で上からフタをする形となります。
保湿は必須ではありませんが乾燥が強ければやったほうがいいと思います。
また、保湿すると肌が潤うため、皮むけが少し減る感覚がありますが、これはトレチノインの効果を妨げているわけではございませんので、ご留意下さい。
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